就職活動を始めて、もうすぐ半年。
数えきれないほどの会社にコンタクトをとった。
ようやく、ようやく。
自分が働きたいと思った会社との面接の機会が近づいてきた。
もしご縁が無かったとしても、ありがたいことに、雇ってもらえそうな会社も見つかった。
どちらに転んでも、今後の自分にとってはとても学びの多い人生になりそうで、今からわくわくしている。
46歳シングルマザーの就活は、とても厳しい。
若い頃は、年齢や性別や境遇を言い訳にするのはフェアじゃないと思っていた。
恨みも後悔もないが、ただ、蓋を開けてみれば、これが現実。
子育てという、時に命にもかかわるプレッシャーを乗り越え、マルチタスクに慣れ、相手を優先することができる柔軟な対応も身についている。
ひと段落し、やっと自分の人生についてじっくり考えることが出来てやる気満々。
それなのに、気づいたら社会からはサポーター扱いされ、非正規やパート労働などの選択肢しか残されていない。
働き方改革とかダイバーシティとか耳にする機会は多いが、地方での雇用の現実はこんなもんだ。
男女問わず、非正規やパート労働で満ち足りる、その方が都合が良いという人も、もちろんたくさんいると思う。
しかし、国民の半分は女性であり、少子高齢化の日本にとっては貴重な労働力だ。
男性に比べ体力的に劣ったとしても、そちら側に社会の照準があっている方が、多くの人にとって生きやすい社会になることは明らか。
女性の活躍の場をあたりまえに広げていくためには、暮らしの安定と労働者としての裁量権のようなものが絶対的に必要だと思っている。
これらをよく理解をしたうえで、将来を見通す力を女性たちは身に着けて生きていく必要があると、今さらながら強く感じる。
正直、自分は気づくのが10年遅かった。
しかし、あきらめる必要はない。
あきらめなければ、前に進む力を身に着けることが出来ると信じている。
今日が一番若い日
今日は昨日亡くなった人がなんとしても生きたかった一日
その言葉を胸に、今日も自分の人生を味わおう。