昨年の7月ごろから自分のキャリアについて真剣に考え始め、もうすぐ1年。
半年に及ぶ就職活動に、ようやくゴールが見えてきました。
無事、内定をいただきました。
この半年「仕事とは何か」をずっと考えていました。
今はっきりわかるのは、作業と仕事は違う、ということです。
今、短期で工場アルバイトをしているのですが、私の中でこれは作業です。
決められた時間で、言われたことをこなす。
いかに効率良くこなすかを考えるのはとてもクリエイティブですが、あくまで作業です。
時給仕事に関わらず、今まで会社で仕事をするうえで、私がやってきたことはとても作業という色合いが強かったと感じました。
それが、自分のキャリアをとても薄っぺらいものにしていると、ある時感じました。
作業は回を重ねるごとに上達します。
新しいことを覚え、できるようになることはとても楽しいことです。
ではこれが仕事になると何が変わるのか。
作業が仕事になると、誰かに教えるという工程が入ってきます。
これは人を育てるという仕事です。
また、自分のできない作業を誰かにお願いするという工程もあります。
作業によってもたらされた成果を販売して利益を得る、など、コミュニケーションを伴うものは全部仕事と呼べると思います。
良いものを作り楽しむことは素晴らしいことなのですが、作業の域をなかなか出ません。
仕事は作業というベースの上に成り立っているのかもしれません。
しかし、突き抜けた作業のできる人は同時に素晴らしいビジネスマンだったりもします。
唯一無二の存在、職人であり、アーティストです。
作業と仕事、これらがごちゃ混ぜになっていると、おかしなことが起こります。
技術の高い人が人を育てない、コミュニケーションで物事を解決することができない、作業の内容が明文化されていない、利益を生み出すことができない…などなど。
こういうのは結果的に仕事と呼べないと思うのですが、実際に企業の中で起こりうる問題だったりします。
これからは、自分が働いているときこれは作業になっていないか、また、一緒に働いている人がどんなふうに仕事をしているかをよく考えて見ていこうと思っています。
ある程度の人がこなせる作業であれば、いずれAIにとって代わられてしまいます。
これからの会社には仕事のニーズはあっても、作業のニーズはないのです。
これが私がこの半年に考えていた「仕事とは何か」です。
なんかもっと上手な言い方があると思うのだけど。
仕事のできる人の近くで仕事をしたい。
今の私の強い願望です。